2016年9月12日

手術後、動作制限のない人工股関節置換術

 制限のないリハビリテーション当院で手術した患者さんには、特に制限する動作は無く、手術前にできていた動作については、基本的には術後もおこなって良いとお話しています。そのためには、手術中に人工股関節がどこまで動かせ、また脱臼はしないのかをしっかりと何度も確認します。この確認で「よし、これで大丈夫」という状態になったら、手術のために切開した関節包と筋肉をきっちりと修復(縫い合わせた)します。縫合後はさらに安定性が増すので、手術後に脱臼を気にせず動かせることになります。その後、自信をもって日常生活に戻れるよう、手術後のリハビリテーションでじっくりと時間をかけてひとつひとつの動作を確認していきます。