2016年10月31日

膝関節について

膝関節痛でお困りの患者さんへ

 膝関節に痛みや変形を生じる変形性膝関節症にかかる方が増えています。レントゲンの変化で変形性膝関節症を診断した最近の調査では、45〜65歳では25〜30%、65歳以上は60%〜80%が5人に3人から4人は変形性膝関節症だったという結果でした。高齢化社会が進むにつれ増加が予想されています。
 変形性膝関節症の治療には保存的治療(薬物療法、理学療法や装具療法)から手術(骨切り術、人工関節手術)まで様々な方法があります。保存治療をされても痛みのために日常生活に支障を生じるようになった場合、手術のご希望があれば、手術を検討します。
 人工膝関節置換術は変形、痛みが強い方に行うことが多く、関節の破壊された部分を切除して、金属(コバルトクロム合金やチタン合金)と超高分子ポリエチレンでできている人工の関節を埋め込みます。
 手術後2日目から少しずつ足をついて歩く訓練と膝の曲げ伸ばし訓練を開始します。はじめは平行棒や歩行器につかまりながら練習し、だんだんと杖の練習に移ります。3週間から4週間で退院になります。
 最近では人工関節の形態や材質が改良され、手術技術が進歩したので手術成績は極めて安定し、2009年には日本で約10万人の方が人工膝関節の手術を受けています。当院は県内有数の人工膝関節手術実績があり、痛みのため歩くのが大変だった方々に、痛みなく歩けるようになったと喜んで頂いております。

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